介護支援センターオアシス(平野背戸口)の小原です
都会の喧騒を離れ、京都大原から少し行った山深い場所にあるお寺を巡ってきました
1609年弾誓上人が開基された如法念佛の道場で、古知谷(こちだに)阿彌陀寺(あみだじ)です
古知平の集落から山道を辿って行く、御覧のとおり緑多い山の中のお寺で、夏でも此方は涼しく快適です 山道は急坂ですが、車でお寺の直ぐ下まで行くことができます 山の緑が目にも心にも優しく響きます
本堂には弾誓上人の自作自像植髪の尊像が安置されています 現在もこの植髪は両耳の近くに少し残っています
人の少ない本堂で寛いだ後、弾誓上人の石廟に参拝させていただきます
石廟奥には弾誓上人が入定される1年前に当時修行中の僧らに頼んで掘らせた巌窟があります
巌窟内には弾誓上人が石龕に生きながら入られ、端座合掌の姿勢で「即身仏(ミイラ佛)」となられました
明治になってから石龕から出され、石棺におさめられたそうです
学生の頃、即身仏のレポート作成のため訪問してから何度も伺っていますが、季節によって咲く山野草、紅葉が目を楽しませ、静かで落ち着いた雰囲気を味わうことができます
バスの本数が少なく、交通機関を利用しての参拝は大変ですが、三千院等の寺院と合わして伺ってみては如何でしょう