この度、介護老人保健施設オアシスにて、ラオスよりお迎えした技能実習生3名が、専門的な学びの成果を試す「介護技能実習評価試験(初級)」に、見事全員合格という快挙を成し遂げました
異国の地で慣れない環境の中、熱心に介護技術と日本語を学び続けた彼女たちの努力が実を結んだことは、当法人にとってもこの上ない喜びです
つきましては、先日行われた合格証授与式の様子とともに、彼女たちの努力の道のり、そして本試験の意義について、詳しくご報告させていただきます

努力の証である「介護技能実習評価試験(初級)」の合格証
介護技能実習評価試験(初級)とは?
「介護技能実習評価試験(初級)」は、技能実習生が日本で介護職として働く上で、基礎となる知識と実践的な技能を習得したことを公的に証明する試験です
学科試験と実技試験で構成され、日本の介護現場における安全・安心の基本や、利用者様の尊厳を守るための倫理観など、専門職としての心構えと技術が総合的に問われます
この合格証は、単なる資格ではなく、実習生が日本の介護のプロフェッショナルとしての一歩を踏み出した証であり、次のステップである2号技能実習へ進むための必須条件でもあります
合格までの道のり
日本の介護現場で働く上で、実習生にとって最も高い壁となるのが日本語です。特に、「聞き取り」や、介護特有の専門用語は、日常生活とは異なる難しさがあります
しかし、3名の実習生は、業務で疲れている時も、休日も、熱心に日本語の学習を続けました
現在は聞き取り、発話ともに少しずつ確実に上達しており、現場は明るさを増しています
この粘り強い学習姿勢こそが、今回の合格の大きな要因です
そして、彼女たちの学習と実習を最も近くで支え、見守ってきたのは、教育担当の島崎科長です
実習生たちは、試験の結果発表を心待ちにしており、そして、3名全員の合格が伝えられた瞬間、歓喜の渦が巻き起こりました

島崎科長は、「本当に頑張ったね、よかった」と、熱いものが込み上げ、思わず涙ぐんでしまったとのことです
円卓会議での授与式
この快挙を法人全体で称えるため、先日、当法人の全責任者が出席する円卓会議の冒頭にて、合格証授与式を厳粛に執り行いました
合格証は、当法人の木下理事長より、一人ひとりに直接手渡されました

木下理事長より合格証を受け取る実習生

木下理事長、島崎科長、そして3名の合格者
合格証を受け取った3名の実習生は、喜びを爆発させ、「うれしい!」と大喜び
そして、三人で万歳!をして、その達成感を全身で表現しました

努力が実を結び、歓喜の万歳!
今回の初級試験合格はゴールではありません
より高度な介護技術を習得するため、3名は早速、次のステップへと進みます
日本の高齢化社会において、認知症ケアは介護の根幹をなす重要な分野です
合格した3名の実習生は、今後、春までを目途に「介護基礎研修」を受講する予定です
この研修を通じて、認知症を取り巻く環境や、認知症の特徴、そして利用者様の心を尊重した介護の考え方をしっかりと深く学び、身につけてまいります
実習生が質の高い介護を提供できるようになることは、法人全体のサービス向上に直結します
当法人では、教育担当の島崎科長をはじめ、外国人サポートスタッフがチームを組み、言語や文化の壁を乗り越えて実習生を支える体制を強化しています

外国人サポートスタッフの中島課長と実習生、島崎科長、星川職員
外国人サポートスタッフは、実習生の生活面での不安解消はもちろん、組合との連携など、多岐にわたるサポートを行っています
このようなチームワークこそが、当法人の強みです
引き続き、彼女たちの頑張りと、当法人の取り組みにご期待ください

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