介護支援センターオアシス(平野区背戸口)の小原です
広島県竹原市の町並み保存地区一帯を明かりで彩るイベント『街並み竹灯り たけはら憧憬の路(しょうけいのみち)』に行ってきました
竹原は江戸時代塩の生産で栄えたところで、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されている町並み保存地区では往時の建物から近代の建物まで並んでいます 漆喰壁に飴色の格子の町並みが続き、路地に入っても趣きのある家屋、景色が広がります
本町通りには昭和初期に建てられた洋館もあります 現在資料館として利用されていますが、薄青色の落ち着いた色合いが周囲の建物と馴染んでいます
階段を上った先にある西方寺普明閣はお気に入りの場所 舞台からは古い街並みと竹原市街が眺められます
陽が傾きだし、西方寺からも下に見える町並みに人が増えてきたのが眺められます
陽が傾きかける頃、係の人が竹筒のキャンドルに一つ一つ火を灯して回られます 酒造会社の壁もライトアップされ、写し出される光のアーチが幻想的です
竹の中のキャンドルが揺らく様子、明かりを灯した中からこぼれる光や美しい竹細工模様を眺めながら町並みを散策します
通りには竹筒が多く配され、竹筒から溢れる柔らかい光で彩られた景色が広がります
古い街並みと竹細工からの灯り、竹灯りからほのかに揺らぐ灯りに気持ちが落ち着きます
地蔵堂で見た風神雷神図です 細工も素晴らしく、造形一つひとつが手作り 今年だけの景色です
照蓮寺参道の階段 点灯前には本堂での演奏会もあり何度も上り下りした階段です
竹筒に入ったキャンドルの揺らぎを見ていると暖かな気持ちになります
火を点けて回る係の人から「寒かったら此方で暖を取るのもいいですよ」と言われましたが、その暖かさに納得
普段の町並み保存地区は人通りも多くないので静かに散策できるのですが、今回は人気のイベントということもあり多くの人が訪れていました 昼から町並み保存地区を散策して、話し掛けられることで地区に暮らす人の暮らしも感じられ、ゆっくりとした時間を過ごせました