こんにちは、老健入所介護の奥村です
令和元年6月21日(金)、医療安全推進/虐待防止・身体拘束廃止委員会主催で「介護事業におけるリスクマネジメントと身体拘束における弊害について」の勉強会を開催しました
講義は、老健支援相談課の後藤委員長に行っていただきました
勉強会は介護老人保健施設オアシスをメイン会場(平野区平野南)に、特別養護老人ホームオアシス寿安(平野区長吉六反)とデイサービスオアシス長瀬(東大阪)との三元中継で行いました
まずは、「リスクマネジメントの本質について」です
一般的な企業法人でのリスクマネジメントの本来の意味は、「リスクが発生した時に、そのリスクを利用して損益を利益に還元すること」
介護業界でのリスクマネジメントの本質的な目的は、単なる利用者の事故防止対策に留まらず「自分たちの身を守る」という視点が何より」重要な本質的目的となり、それが職員を守り結果的に法人の利益を守ることに繋がる
つまり職員の身を守ることで事業が継続できサービス提供が続けられる、したがってリスクマネジメントは「自分達の身」を守るという視点が何より重要ということを学びました
次は 「介護事業におけるリスクマネジメントの考え方について」です
リスクマネジメントの4つの基本は、
①リスクの把握 介護現場での業務
②リスクの分析 各事業所の委員会での検討
③リスクの処理 間接的ヒヤリハットの抽出
④リスクの再評価・検証 委員会での検討事項
労力をかけずに効果的に実践できるかがポイント
ということを講義していただきました
最後に「身体拘束における弊害とリスクについて」です
「利用者視点で」考えるリスクマネジメントや身体拘束廃止は介護の最終目的ではなく、どう介護するかの方針を明確にし、具体化することであり「身体拘束が行われない」事こそが重要であると学びました
講義のあと、質疑応答に移り活発な意見交換ができました
ご参加いただいた職員の皆様、お疲れさまでした!