オアシス広報誌「Azure 2023年10月号」を発刊しました
去年の12月下旬、年末の買い出しに家族で梅田に出かけました。防寒具や食材など買い込み、ふと以前に入ったことのある靴屋の前を通りました。前に購入して2年経つなと思っていたところ、家族から「今年は靴買わなくていいの?そろそろ買う時期じゃないの?プレゼントするよ」と言われました。
履いていた靴は数年経っていて、代わりは前に購入した靴しかないこともあり、『入ってみて、良いのがあれば買っておこうか』と店に入りました。2、3足ピックアップして、試着。履き心地なども合わせて、これだったら大丈夫と思い1足購入。30分ほどで店を出ました。
帰り道、買い込んだ品物を振り返りながら、靴についても思い返しました。
幼少時は親に買ってもらった靴をすぐにボロボロにしたり、すぐに履き替えたりして何足も履きつぶし、小学校高学年になると友達と一緒に、高校・大学生の頃からは一人で買いに行くことが多くなり、成長とともに靴の種類や買い方が変化していることを懐かしく感じました。
現在は用途に合わせて5足あるも、新型コロナワクチン感染症蔓延の影響で出張や学会参加が減り、革靴はほとんど出番なし。運動機会の減少でランニングシューズは靴箱の奥に眠っていて、通勤時の運動靴をローテーションで使用しているくらいです。
歴史家の磯田道史氏の著書で、最近読んだ書籍に『歴史とは靴である』というタイトルがあり、的を射る表現だなと思うも、逆に靴は人の歴史を表すのではないかと思いました。
残念ながら、引っ越しの時などにボロボロになった靴は処分してしまい、昔を振り返るような靴はないけれど、これまでの生活や活動、行動を大いに支えてくれた靴たちに感謝したいと思いました。
ちなみに買い出しの際、私からも家族にプレゼントをと思いましたが、「今は欲しいものがないので、来年に2年分奮発して」と言われました。
今年の買い出しは、プレゼントして貰った靴を履いて行こうと思います。