介護老人保健施設(デイケア・ショート)の
濵田です。
梅雨らしいじめじめとした暑さが続いて
いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
6/29(水)に、大阪城南女子短期大学の
多田先生と長橋先生にお越しいただき、
「スピーチロック」についての勉強会を
開催した模様をお伝えします。
みなさまは「スピーチロック」という言葉を
ご存知でしょうか??
うるさい人の口を塞いで話せなくすること?
それは虐待ですね・・・\(゜ロ\)(/ロ゜)/
「スピーチロック」とは、言葉や態度により
対象者の行動に制限をかけること。
つまり身体拘束にあたる行為とされます。
具体的には、「~しなさい」と行動を強制
したり、「立っちゃだめ」と行動を抑制
することがこれにあたります。
他にどのような言葉がスピーチロックに
あたるのか?普段のご利用者様との関わり
の中から、スピーチロックにあたる会話は
ないか、グループで話し合います。
「これはスピーチロック?」
「事故防止のためには仕方がないのでは?」
「もっといい方法があるのでは?」
「言い方を工夫してみたらどうだろう?」
職員みんながスピーチロックと真摯に
向き合い、熱く討論しています。
そんな中でよく出たキーワードが
「ちょっと待ってくださいね・・・」
これも利用者の行動を制限してしまうので、
スピーチロックにあたります。
しかし、介護の現場ではよく耳にする言葉
ではないでしょうか?実際に私もよく言って
しまっています・・((+_+))反省
では、どう伝えればいいのでしょう?
またグループで話し合います。
私のグループの検討結果がこちら。
・今すぐに対応できない理由を伝える。
・「待って」と言わず「用が済んだらすぐに
行きます」と伝える。
・相手と向き合って同じ目線で話す。
このように改善策はいっぱい出てきます。
意識して考えれば、スピーチロックは
改善できるのです。
明確な線引きがないだけに、どこから
スピーチロックになるのかというのは
非常に難しい判断となります。
ですが普段からスピーチロックの存在を
意識することで、ご利用者様によりよい
ケアを提供できるのではないでしょうか。
オアシスでは、このようにいろいろな
勉強会を実施していますので、
またこの場を借りてお伝えします。