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お知らせ

2020.04.02

お知らせ

オアシス広報誌「 Azure 2020年4月号」発刊のお知らせ

 

 

春は出会いの季節ですね。昨年冬のことですが、私も「新しい自分」との出会いがあったのです。

昨年6月、友人から届いたこんなLINEがきっかけでした。「令和元年を記念してホノルルマラソン10㎞コースに参加しませんか」と。「マラソン10km?? ムリムリ!」と返すも「歩いてもいいんだから!」と誘ってくださり。「ホノルルマラソン」という響きに心ひかれ…。結局、好奇心だけで「じゃあ、行くわ」と返信しました。とはいえ、マラソンなんて学生の頃走って以来、経験がない。「でも参加する限りは完走したい!」と、密かに自主練習を始めました。

早朝5時、近所の公園にある池の外周(730m)を走ってみるものの、500m時点で息は切れるワ、脚は痛いワ、腕はだるいワ……半世紀のブランクはあまりに大きくて目の前が真っ暗になりました。でも嘆いている場合ではありません。「100mずつでも距離を伸ばしていこう!」と小さな挑戦を続けました。早朝とは言え、日焼けもするし、全身が汗でびしょ濡れになります。そんな厳しい夏を乗り越え、秋が巡ってくる頃になると3周、そして4周=約3㎞まで走れるようになり、苦しみが喜びに変わってきました。10㎞にはまだまだ届きませんが、こんな状態で本番を迎えました。

12月8日、夜明け前の早朝5時。盛大な打ち上げ花火とともにアラモアナ公園をスタートしました。ウェディングドレスを着たコスプレランナー、カラフルなコスチュームをまとったランナー、小さい子どもを連れて走る家族たち……。勿論、自己ベストを目指して走るランナーもいるけれど、半数以上の参加者はこうして楽しみながら走るのです。そんなランナー達や街を彩るクリスマスのイルミネーション、沿道の楽器演奏などに目を奪われながら走っていると、気付けば5㎞地点に到達していました。その頃にはうっすらと夜が明け始め、ワイキキの素晴らしい景色が目に入ってきます。

ホノルルマラソン(特にフルマラソンコース)は「世界一美しい風景を走るマラソン大会」と言われており、私がそこを走っているなんて夢のようでした。給水所では、歩を緩めてゆっくり水分補給をし、沿道からの賑やかな声援に再び奮い立ち走ります。

そんな光景に驚きや感動を覚えながら走っているとあっと言う間の10㎞でした。そして最後の「FINISH」のゲートをくぐった時は、思わず「ヤッター‼」と叫んでいました。私の体の細胞の一つひとつに「ありがとう!」という思いが湧きあがりました。

今年2020年はオリンピックイヤーですね。観戦だけでなく、何かにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。「新しい自分」との出会いがあるかもしれません。

 

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