こんにちは、デイサービスオアシス長瀬(東大阪市)の加地と申します
先日、6月22日(木)と23日(金)の2日間にわたり、第8回オアシス学術研究発表会が開催され、ほとばしる活気あふれる発表会となりました その2日目の様子を皆様にお伝えさせていただきます!
この日最初の演題は、特養寿安(広域生活支援課)の曽根浩一さんによる「ADL維持向上事例の紹介 ~眠りスキャンのデータ分析から~」でした
『眠り』を科学的に分析することにより、中途覚醒を防ぎ効率の良い睡眠を確保できるだけでなく、ADLが維持向上し、アクシデントや不穏の回数も減少した、という事例が発表されました
これはさらにもっともっと時間をかけて深掘りしたい題材だと思います
人と眠りの関係、私自身すごく興味があるので更なる研究に期待をしたいところです
そして2つ目の演題は、グループホームオアシスきずりの山本佳奈子さんによる「技能実習生が安心して働ける職場環境づくりを目指して」でした
ミャンマーからの技能実習生が安心して働ける職場をつくるために、毎日奮闘する様子が伺える熱意のこもった発表でした
漢字やパソコン、料理などなど、覚えてもらわないといけないことがたくさんある中で、時には姉のように、そして時には母のように、技能実習生に関わる姿には本当に頭が下がります
そして3つ目の演題は、デイサービス長瀬の竹内伸吾さんによる「安全で安心できる入浴介助について ~永久気管孔を増設されて事例を通して~」でした
永久気管孔を増設されている方に、どう安全に気持ちよく入浴していただくかという難しいテーマです
対象のご利用者様はイライラされるなど、少し難しい性格で、ストレスなく入浴していただくために手順書を作成するなど、職員が議論を交わし苦労をしながら一つひとつ前へ進んでいく様子が伺えます
介護という仕事には正解がないですからね
そして4つ目の演題は、介護支援センターオアシスの小原茂さんによる「身寄りのない当事者への支援と適正なケアマネジメントの遂行について」でした
身寄りのない方へどう支援をしていくのか
私も昔、ケアマネジャー業務をしていたことがありますが、身寄りのない方に対してどこまで関りを持つのか「人生請負人」というような強い思いで仕事をしている方もいて素晴らしいことだとは思うのですが、どこかで無理が出てバーンアウトしてしまう、というのは大げさではなく本当によく聞く話しなのです 奥の深い難しいテーマですね
そしてトリを飾る最後の演題は、ヘルパーステーションオアシスの松本真理さんによる「訪問介護事業所の質を向上させるための取り組み ~アンケート結果より~」です
ご利用者様にアンケートを取り、その結果により現状を知り、問題点に対して研修を行い更なるサービスの質の向上を目指す・・・
簡単なようでなかなかできることではありませんね
報連相やスピーチロック、調理での細かい言葉がけ等に対し研修を行い、ヘルパーの日頃の接遇への意識が高まり、より良いサービスに繋がったとのお話を聞かせていただきました
最後に木下理事長より、「難しいテーマも多く昨年より確実にレベルが上がっている」とのお話をいただきました
2日間にわたって開催された第8回オアシス学術研究発表会
皆さんの熱意のこもった発表により大成功となりました 本当にお疲れ様でした!