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施設ブログ

2025.12.03

スタッフのつぶやき

介護老人保健施設 オアシス

【研修レポート】ラオスと日本の架け橋に!愛子さまも訪問された「微笑みの国」から来た3名の技能実習生、奮闘中!

ヴィエンチャンにある、ラオスを代表する仏塔「タート・ルアン」

皆様、こんにちは
突然ですが、2025年が日本と「ある国」にとって、非常に特別な年であることをご存知でしょうか?

その国とは、東南アジアの『ラオス』です
今年は、日本とラオスの外交関係樹立70周年という記念すべき年
さらに、日本の「青年海外協力隊」が、初めて派遣された国がラオスであり、それからちょうど60周年という節目でもあります
そして記憶に新しいのが、先月(11月)、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが、初めての外国公式訪問としてラオスを訪れられたニュースです
「ラオスの国民の皆様の温かい人柄やお心遣いにより、充実した心に残る訪問となりました」
愛子さまがそう述べられたように、ラオスは「微笑みの国」とも呼ばれ、人々の温かさと穏やかさが魅力の国です
実は、私たちオアシスグループも、以前より「ラオスと交流を深めたい」という強い信念を持ち、現地の方々との定期的な交流を続けてまいりました

そして今年4月11日、その絆が実を結び、ラオス技能実習生の一期生として3名の仲間がオアシスに入職しました!

今回は、日本とラオスの友好の最前線で活躍する、彼女たちの研修の様子をレポートします


朝礼

一日の始まりは、元気な挨拶と朝礼からスタートします
オアシスグループでは毎朝、理念の唱和や『職場の教養』という冊子を読み合わせ、法人としての理念や社会人としての心構えを共有しています

日本人スタッフにとっても、襟を正されるような深い内容が含まれるこの時間
日本語を母国語としない彼女たちにとっては、非常にハードルの高い時間かもしれませんが、一生懸命に耳を傾けています

ラオス技能実習一期生

朝礼後は申し送りが始まります

メモ帳を片手に、大切な情報を漏らさないよう必死にペンを走らせる姿がありました

環境整備と感染対策

申し送りが終わると、環境整備に移ります
まずは基本中の基本、シーツ交換です

島崎科長から、「古いシーツは、決して床に置いてはいけませんよ」と指導が入ります
床には目に見えない埃や細菌が落下しています
床にシーツを置くことは、感染リスクを広げることにつながるからです
回収する際も、汚れのある面が内側になるように丁寧にたたみ、速やかに袋へ
埃を舞い上げず、ウイルスや菌を拡散させないための手順を、一つひとつ体に染み込ませていきます

最初はぎこちなかった手つきも、繰り返しの練習で見違えるほどスムーズになりました

特に感動したのが、「ベッドメイクの角」です!
シーツの端をピシッと折り込み、美しい三角形を作る「三角折り」
これは見た目の美しさだけでなく、シーツをずれにくくし、入所者様の背中にしわが当たらないようにするための、快適さを守る技術です

きれいな三角で「OK!」のサインが出ました!

入所者様との関わり

環境整備の次は、実際の入所者様と関わる業務です
本日は医師の診察があり、その介助を行いました
入所者様を車椅子で診察室までご案内し、診察後は靴下と靴を履いていただきます

朝長先生と一緒に!笑顔があふれる老健です

手つきはとても丁寧で、入所者様のペースに合わせて優しくサポートしていました

排泄ケアの研修

診察の後は、介護技術の中でも特に奥が深い「排泄ケア(オムツ交換)」の研修です
オムツはただ着ければいいものではありません
その人の体型に合わせること
が大切です

  • 体格が大きい方のテープ位置

  • 細身の方のギャザーの寄せ方

  • 鼠径部(足の付け根)に隙間を作らないコツ

これらはすべて、入所者様の「不快感(漏れ・蒸れ)」を防ぎ、皮膚トラブルから守るための極めて重要なポイントです
「漏れないように、かつ、快適であるように」三人共、プロの技術を真剣に学び取ろうとしていました

頑張ってフリガナを書き込んで予習をしてきていました

実技指導では、島崎科長による熱のこもった講義が展開されます

研修中、島崎科長はポイントごとに「わかりましたか?」と細かく確認します
その時、彼女たちはわからないことがあれば、「わかりません」と素直に答えてくれます
実はこれ、とても勇気のいることだと思いませんか?
「怒られたくない」「理解していないと思われたくない」という心理が働き、つい「はい」と言ってしまいがちです
しかし、命をお預かりする現場で曖昧な理解は許されません
自分の未熟さを認め、教えを乞うことができる
この「知的な誠実さ」こそが、彼女たちが驚くべきスピードで技術を吸収している最大の理由であり、私たちが彼女たちを信頼できる一番のポイントです

わからないところはその場でしっかり確認!安心の学び時間です

おわりに:未来への期待

オムツの当て方をマスターした後は、先輩スタッフのサポートのもとで実際の入所者様のケアに入り、ゆくゆくは独り立ちしていく予定です
次は「入浴介助」の研修も控えています

日本とラオス、国と国との友好関係が深まる中、私たちの施設でも小さな、しかし確かな信頼関係が日々築かれています
彼女たちのひたむきな姿は、私たち日本人スタッフにも「初心」を思い出させてくれる素晴らしい刺激になっています

これからもブログを通じて、オアシスグループで活躍する彼女たちの成長の軌跡をお伝えしていきます
日本とラオスの架け橋となる彼女たちを、どうぞ温かい目で見守ってください
次回の更新もお楽しみに!


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