施設ブログ

2024.10.17

スタッフのつぶやき

『金勝寺、狛坂磨崖仏を訪ねて』介護支援センターオアシス

介護支援センターオアシス(平野区背戸口)の小原です
滋賀県にある金勝寺(滋賀県栗東市)、金勝アルプスを歩いてきました
金勝寺は金勝山頂上近くにある奈良時代創建という歴史ある寺院で、杉の大木が立ち並ぶ静寂なたたずまいと澄み切った空気を感じられるところです

苔生した参道の先には仁王門、本堂、二月堂があります

本堂には2m余りの穏やかな表情の本尊釈迦如来坐像が安置されており、他にも不動明王立像、良弁坐像、願安坐像が安置されています

二月堂には4m近い巨大な軍荼利明王立像が腕を組み、憤怒の形相で睨みをきかして見下ろしてきます
往時は湖南地方の仏教の中心地のひとつだけあって、一つ残る明王像を見ても寺院が壮観であったであろうと偲ばれます

金勝寺から先を進み林道、尾根伝いの快適なハイキングコースを歩いて行くと岩塊の尾根の先にJRA栗東トレーニングセンターが見えます

金勝アルプスは多くのハイキングコースがあり、山頂一帯は花崗岩の巨岩、奇岩の岩塊が独特の景観を作っています
天狗岩の北に草津市街、その先には琵琶湖が広がり、比叡山から比良の山並みを一望

天狗岩は有名で多くの人が登り賑わっていましたが、人のいないところを探してのんびり昼食

尾根まで登り返し、少し下ったところに今回の目的地 狛坂磨崖仏があります
狛坂磨崖仏は金勝山山中の狛坂廃寺跡にある高さ6mの花崗岩に彫られた磨崖仏 奈良時代の作と言われています
大きな花崗岩に阿弥陀三尊仏が彫ってあり、小さな仏像12体が周りを取り巻いています
周囲には寺院の石垣も残っており、かなり大きな寺院があったことが分かります

狛坂磨崖仏から山道を下り、登山口近くには逆さ観音があります
背後の土が削り取られ転倒して頭部が下になったとか、地震で倒れたとも言われています

金勝寺までは車でも行けますが、その先はハイキングの準備が必要です
最近熊の目撃情報もありましたので、ご注意ください