お知らせ

2024.04.05

お知らせ

オアシス広報誌「Azure 2024年4月号」発刊のお知らせ

オアシス広報誌「Azure 2024年4月号」を発刊しました

私はテレビドラマが好きで、面白そうなものは録画して暇な時に見ています。今シーズンの一番の話題は「不適切にもほどがある (主演:阿部サダヲ、脚本:宮藤官九郎)」だと思います。第1話は、昭和のおじさんが令和の時代にタイムスリップして、ハラスメント過敏な現代社会に戸惑うという設定です。その中で、会社の部下が上司をハラスメント認定委員に訴えるという場面がありますが、以下がその内容です。

・「期待しているから頑張ってね」とプレッシャーをかけられた→パワハラ
・「スマホの操作早いね。さすがZ世代」→エイジハラスメント
・「○○さんをお嫁さんにする男は幸せだね」→セクハラ

皆さんはこれを聞いてどう思いますか?訴えられた上司は戸惑い、ハラスメント認定委員にどうすればよかったのか問いただします。
その答えは、「何も言わずに見守って、うまく行ったらプレッシャーを感じない程度に褒める。ミスしても決して責めず、寄り添って一緒に原因を考える。どんな正義も振りかざしたら圧になるので主張しない、期待もしない、話し合いもしない」です。
それに対して、昭和のおじさんの意見は「ミスしたらケツバット。うまく行ったら胴上げ。期待して、期待に応えて、叱られて、励まされて頑張って、そうやってかかわりあって強くなる」ということでした。
さて、皆さんならどちらに1票入れますか?
今回原稿を書くにあたってハラスメントについて調べてみました。現在なんと40以上ものハラスメントがあり、そのうち職場で起こりうる主なハラスメントとして、パワハラ、セクハラ、ジタハラ、モラハラ、マタハラ、ジェンハラ、アルハラ、エアハラ、スメハラ、スモハラなどがあるそうです。また、パーソル総合研究所の「職場のハラスメントについての定量調査」によると、全就業者の34.6%が職場でハラスメントを受けたことがあると回答していて、その内容は「自分の仕事について批判される」、「乱暴な言葉遣いで命令・叱責される」、「小さな失敗やミスに対して、必要以上に厳しく罰せられる」という回答が多かったそうです。また、現在年間86万人(約10%)がハラスメントで退職、そのうち約65%がハラスメントを受けたことを職場に伝えていないそうです。
ではハラスメントを生まないためにどうすればよいか?一般的には、ハラスメント研修の実施、相談窓口の設置、コミュニケーションの取りやすい職場作り(特に部下から上司への)などが言われています。冒頭の番組でも解決策として以下のように締めくくっています。
「話し合いましょう。たとえ分かり合えなくても話し合ったという履歴は残る」
人手不足の今、離職者を増やさないためにも、何か言う前に「この発言は適切か」と各々自問自答すること、円滑なコミュニケーションを取ることで相手のことを理解することが重要だと改めて認識しました。

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