リハビリを担当しています前田です。
徐々に秋らしくなってきましたが、
皆さんも風邪などひかずお過ごしでしょうか。
平成28年10月25日(火)
大阪城南女子短期大学の前田教授をお招きし、
「認知症についての学習」をテーマに
ご教授いただきました。
今回も前田教授の事例研究内容を
ビデオやスライドを使って
わかりやすく説明していただきました。
例えば日頃介護を受けている人が
収集癖のためかポケットに
丸めたティッシュがたくさん入っています。
そこで皆さんは
「ごみばっかりポケットに入れて」
「ごみをすぐ捨てて下さい」
など言っていませんか?
前田教授は
①収集癖 ②異食 ③軽度の失行
④近時記憶の障害 ⑤こだわり 等を例に
解説していただきました。
お聴きしながら介護を受けている人に
寄り添って介護をしていることを
感じさせられました。
軽度の失行の例として
ポータブルトイレにごみを捨ててしまったとき
収集癖と同じように
「こんなところにごみを捨てて!」
と怒って対応すると
怒られたことは覚えておられないですが、
イライラした感情が残ると前田教授は
話されていました。
捨てるという行為はあっているので、
「ありがとうございます。
こちらにごみ箱がありますよ」
という言い方に嫌な気分がなく、
今後も捨てるという能力が保てられる
よい接し方だと感じました。
デイサービスの過ごし方をビデオで学び、
一人ひとりが主体的に過ごせるような
対応が印象的でした。
我々の日頃の接し方で
ご利用者様によい影響・悪い影響を
与えるかもしれないということを
考えさせられました。
ご利用者様の行動を確認し、
なぜそうされるのかを分析することで
寄り添って接することができると考えました。