お知らせ

2025.07.07

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オアシス広報誌「Azure 2025年7月号」発刊のお知らせ

オアシス広報誌「Azure 2025年7月号」を発刊しました

梅雨が明け、本格的な夏の到来を迎えました。強い日差しと高い湿度は、私たちの体に様々な影響を与えます。内科医の立場から、この時期を健やかに過ごすために特に注意していただきたい点があります。

まず大切なのは、こまめな水分補給です。発汗によって失われる水分は、体温調節機能の低下や脱水症状を引き起こす可能性があります。のどの渇きを感じる前に、定期的に水分を摂取することを心がけましょう。水やお茶だけでなく、スポーツドリンクや経口補水液なども適度に利用すると良いでしょう。ただし、多量に摂取することで糖尿病の方は血糖値の急上昇につながる場合がありますので主治医の指示を確認してください。

次に、適切な室温管理も重要です。冷房の効きすぎた室内と高温多湿な屋外との温度差は、自律神経の乱れにつながり、夏風邪や体調不良の原因となります。除湿機能を活用するなどして、快適な環境を保つようにしましょう。

そして、意外と見落とされがちなのが睡眠の質です。暑さで寝苦しい夜が続くと、睡眠不足から免疫力の低下を招きやすくなります。寝室の温度や湿度を調整し、通気性の良い寝具を選ぶなど、質の高い睡眠を確保する工夫をしましょう。

また、夏は食欲不振になりがちですが、バランスの取れた食事は健康維持の基本です。旬の野菜や果物を積極的に摂り入れ、消化の良い食事を心がけましょう。冷たい麺類ばかりではなく、タンパク質もしっかりと摂取することが大切です。

最後に、体調に異変を感じたら、我慢せずに早めに当院へお越しください。夏バテだと思っていた症状が、実は別の病気のサインである可能性もあります。

夏の陽を楽しみながらも、ご自身の体の声に耳を傾け、健やかな毎日を送ってください。皆様の健康を心から願っています。

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