お知らせ

2024.07.05

教育・研修

第9回オアシス学術研究発表会(2日目)

こんちには。デイサービスオアシスきずり(東大阪市)西村と申します
先日6月17日(月)18日(火)の2日間にわたり第9回オアシス学術研究発表会が開催されました
その2日目の様子をご紹介させていただきます

2日目一番最初の演題は、介護支援センターながよしの介護支援専門員 三坂さんによる
「在宅での看取り」(A様の事例を通して)

在宅生活を望まれている末期がんのご利用者様で「人生の最終段階をどのように過ごしたいか」という課題に対し、ご利用者様とそのご家族様に関わる全サービス事業所が一丸になり、チームでサポートすることにより結果としてご家族様ご本人様様の不安も軽減し、最期をご自宅で迎えていただくことができたそうです


各サービスに関わる事業所間での情報共有と連携の必要性を感じ、ご利用者様やご家族様に寄り添い続けるという事の大切さと自分は何をするべきか、何ができるのかということを考えさせられた演題でした

2つ目の演題は、老健デイケア・ショートの介護福祉士 吉田副主任による「通所リハビリテーションでの満足度とは」

ADLの維持・向上のためリハビリを行い、その満足度についてアンケートを実施したそうです
リハビリといっても様々なものがあります
体操ややマシンを使ったものや作品作り、脳トレによるリハビリなど様々です

各専門の方が様々なリハビリを実施し、ご利用者様から「身体が軽くなった」など嬉しいお言葉をたくさんいただいたそうです
リハビリを充実させることがご利用者様の喜びに繋がっていくこということを改めて感じました

3つ目の演題では、老健デイケア・ロングの介護福祉士 永田さんによる「末期がんご利用者との関わりを通して私たちは何を得たのか」

末期がんで余命ひと月との診断を受けたご利用者様が「自宅に引きこもるのではなく最期までデイに通いたい」と希望されたと聞き、ご本人様の生き様や生きたいという強い思いに対して、職員の皆さま方が寄り添い、信頼と関係を深めていったからこそだと感じました


4つ目の演題は、老健リハビリテーションの轟主任による「通所リハビリテーションでの転倒転落と疾患との関連」

高齢者は1年間に2回程度、転倒するという報告があるように「高齢者」と「転倒」はやはり切り離せないもののようです
転倒すると、どうしても骨折などが伴う重大な疾患にも繋がっていきます

疾患も含め多くの関連性が解明されていき、少しでも転倒が減っていくことにより、人生最期までお元気で過ごしていただく事ができたらうれしいですね


5つ目の演題では、老健入所介護の森田さんによる「利用者主体のレクリエーションを目指して選曲は利用者様のリクエスト」

ご利用者様の3階フロアでのリクエスト曲
1位は:高校3年生(舟木 一夫)
選んだ理由:好きな歌
エピソード:曲を聴いた時は若かった、昔を思い出す
などのアンケートも実施されたようです

ご利用者様自ら歌の選曲することでマンネリ化した生活に活力や他者との交流も増え、曲を通じご自身の昔の思い出を振り返り思い出す良い機会になったのだと感じました

最後、6つ目の演題では、老健入所看護の三宅さんによる「介護老人保健施設における高齢者の下肢浮腫軽減に向けての取り組み(弾性包帯着用でむくみを取る)」

浮腫は長時間の座位や筋力低下、血流の低下による慢性下肢浮腫のあるご利用者様はたくさんおられるということで、看護師による弾性包帯にて適切圧力の維持や継続的なケアの実施し、半年間における期間数字化したそうです


結果どのご利用者様も大差はありますが浮腫が改善されていました
やはり浮腫があるご利用者様は足がだるいなどの不調もありますし、私が働く施設においても取り入れ少しでも軽減されるよう努めていきたいと感じました

2日間にわたり開催されたオアシス学術研究発表会の様子を一部ではありますがご紹介させていただきました
各事業者の担当の方が様々な取り組みをされていてとても勉強になり有意義な2日間でした
皆さま2日間お疲れ様でした!