スタッフおすすめ書籍紹介【Oasis meets Books】創刊号発刊のお知らせ

忙しい毎日ですが、電車の中の10分、眠る前の15分、ちょっとだけ文字をたどってみませんか。
新しい発見や、夢中になれる世界が目の前に広がるかも!!   オアシスのスタッフとスタッフ、スタッフと本を繋ぐ
ほんの小さな力になれたら・・・。そんな思いではじめた「Oasis meets Books  ~本のあるオアシス 本のある人生~」。
毎回、スタッフの好きな本、おすすめの本を紹介していきます。
創刊号は木下理事長にご寄稿いただきました。また、紹介の書籍を「オアシス文庫」に寄贈いただきました。
是非、お手にとってみてください。

 

四十を過ぎて、「人生は何かに導かれている」、そのような感覚が浮かび上がってくることがしばしばあります。医師になる道を志したのは、自分がそれを強く望んだというよりは、何かに導かれるように、そうなることが必然であったかのような感覚で選んだというのが素直な実感です。さらに人生とは不思議なもので、医師としての成長を目指して大学院で学んでいた時に、自らの意思とは無関係に経営の道を歩むことになりました。いつどのような転機が訪れるかは分かりませんし、それが自分にとって幸か不幸かも分かりません。まさに「人間万事塞翁が馬」、ただ一心に成長を目指して導かれた人生を懸命に生きよということですね。
医学部を志望しましたので、高校生の時から理系の道に進みました。数学や理科の勉強に偏重し、国語は苦手教科であったことが思い出されます。なかでも現代文は苦手で、本を読まない学生時代を過ごしてしまいました。人生において、いくつかの大きな後悔がありますが、若い頃に読書をしなかったことはその一つです。最近になり読書が少し好きになってきたような気がしますが、安岡正篤師は「読書をして疲れるようではまだ本当でない。疲れた時に読書をして救われるようにならねばならぬ」と語っており、まだまだその境涯には程遠い状態です。
オアシスは「勉強する集団、考える組織」でありたいと思っていますが、一人でも多くの職員の方に本を読んでもらおうと、このたび教育委員会の発案により「Oasis meets Books  ~本のあるオアシス 本のある人生~」という企画が誕生しました。その記念すべき創刊号に寄稿せよとの命を受け、本文をしたためております。
今回ご紹介するのは、池田晶子著「14歳の君へ」です。十代の頃に感じ始めるような、世の中や人生に対しての様々な疑問、「友愛、個性、道徳、戦争、宗教…」とは。このような疑問について分かりやすく、深く、そして優しく語りかけてくれます。特に第四章「言葉、お金、幸福、人生」の章における人間の内面に対する深く鋭い洞察は、著者の真骨頂と言える内容でしょう。
人生の目標や生き方について、決して答えが書いているわけではありません。しかし、人生における心構えや心の在り方を学ぶことができます。オアシス全体会議において、人生の究極の目標は「幸福」であると述べました。知性を磨き、精神性を高め、必要とされる人間になることで良い人間関係が築かれる、それが「幸福」であると。そのように知性を磨いて、精神性を高めていくことこそが「成長」であると。その「成長」を掴む手段として、未知の世界で様々なものを見聞きして知識や経験を積む、すなわち「見聞を広める」ことを思いつくのは難しくないでしょう。しかし本書を読むと、「未知の世界を広く知る」ことと全く同じように、「自身の内側を深く知る」ことも「成長」の手段であることに気付かされます。自身の内面への旅に出ましょう。深く、さらに深く、徹底的に考えて、さらに考えて、考え尽くしましょう。必ず人生が良き方向に変わります。たとえあなたの人生は変わらなかったとしても、次世代の子供達の人生は必ず変わります。
「14歳の君へ」、14歳で理解するのは少し難しいと思います。大人になったからこそ、心に沁み入る珠玉の一冊です。まずはあなたが読んでください。そしてお子様に勧めてあげて下さい。「もっと早く読めば良かった」、読書をしてこなかったことがつくづく後悔されます。

 

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オアシス広報誌「Azure 2018年春号」発刊のお知らせ

春光うららかな季節を迎え、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶びを申し上げます。

このたび平成30年5月12日(土)、平野区長吉の地に「特別養護老人ホームオアシス寿安」を開設する運びとなりました。多くの皆様にご支援を賜り、感謝申し上げます。

1996年に「介護老人保健施設オアシス」を開設以来、まさに光陰矢の如し、月日の経つのは早いもので、おかげさまでオアシスは22年目に入りました。これからは「木下内科クリニック」「介護老人保健施設オアシス」「特別養護老人ホームオアシス寿安」を3つの柱とし、かかりつけ医機能を始め、在宅介護から通所介護、さらには施設介護まで、医療・介護の総合ネットワークとして、法人理念である「安心・健康」をより一層ご提供できるように取り組んで参ります。

「特別養護老人ホームオアシス寿安」はRC造4階建、10ユニット100室(全室個室)の施設です。Y’s design建築設計室・入塩安高氏監修の下、ホテルのようなラグジュアリー感とアットホームな雰囲気が高次元で共存しています。また荻野寿也景観設計・荻野寿也氏監修により、四季折々の花をつける多彩な花樹が植栽され、太陽光の降り注ぐ解放感あふれる珠玉の中庭は、究極の癒しをもたらします。

オアシスにとって特別養護老人ホームの開設は、積年の悲願でありました。お一人お一人の方にしっかりと正対し、深くそして長くお付き合いをさせていただきたいと思います。多くの皆様のご利用をお待ちしております。これからもオアシスをどうぞよろしくお願い申し上げます。
理事長 木下 真一

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オアシス広報誌「Azure 夏号」発刊のお知らせ

 盛夏の候、皆様におかれてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

 本年5月に、管理本部を介護老人保健施設から平野区役所北側の新事務所に移転しました。グループ内最大の現場を抱える老健を離れることの影響を懸念していましたが、それは杞憂に終わりそうです。 施設・事業所を歩いていると、他部門・他職種の職員同士が業務について会話をしている光景をよく見かけるようになりました。このような風土が醸成されつつあるのは、職制(所属・職位)を軸とする縦の組織を横に貫く「委員会」、「会議」、「研修・勉強会」の効果であると考えています。

 「委員会」が、業務効率改善やPR活動、経費節減、接遇向上、事故・感染症防止、教育体制整備、IT化推進といった間接的な取り組みを推進し、「会議」において現場のリアルタイムな情報の共有や、現場と間接部門の認識のすり合わせを行います。そして「研修・勉強会」において、専門領域だけではなく社会人・組織人としての必要な知識・技術を幅広く学びます。特に「フライデーセミナー」は、優れた人物や理論をトピックに理事長の考えやスタンスを理解することができる貴重な場です。これらへの参加を通して、自分の得意分野や関心事に取り組む機会が職場にあること、また快適な職場づくりや理想とするサービスの提供のためには自分自身が積極的に運営に関わっていく必要があることに気付き、やりがいや楽しみを見出した職員が増えています。

 以前は、専門職は現場業務に忙殺されていると考え、主に法人本部が間接業務を担っておりました。これが専門職の意欲や機会を奪っていたのかも知れません。自分の学生時代を思い起こせば、どんなに勉強が忙しくても、部活に一所懸命取り組んでいました。「やりたいこと」と「やらねばならないこと」は両立可能であり、むしろ「やりたいこと」があるからこそ「やらねばならないこと」も頑張れるのではないでしょうか。専門職が「やりたいこと」をどれだけ用意できるかが、仕事のパフォーマンス、ひいては業績(=地域への貢献度)を左右するのだと思います。

法人や各施設・事業所が抱えている問題・課題を共有し、その解決や改善に向けて全職員の積極的な参画を促し、自由闊達に意見交換ができる仕組みができれば管理職や事務職だけでは思いつかないようなアイデアが出てくることでしょう。上司や本部職員には、それらを真摯に受け止め、その行動を適切に評価していく姿勢と資質が必要になります。

オアシス 管理本部 部長 吉本 大輔

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